ボートレースでは、スタートが大事だと言われます。
では、選手の平均スタートタイミングは、実際の着順にどれくらい関係しているのでしょうか。
今回は、各レースの出走6艇について、平均スタートタイミングが良い順に1位〜6位へ並べ、その後の実際の着順分布を集計してみました。
結論から言うと、平均ST順位は、かなり素直に着順へ反映されていました。
今回の集計条件
今回の集計条件は、以下の通りです。
- 対象期間:2026年1月1日〜2026年5月31日
- 対象:各レースの出走6艇
- 集計方法:出走メンバー内で平均STが良い順に1位〜6位へ並べる
- 確認内容:平均ST順位ごとの実際の着順割合
ここでいう平均ST順位とは、そのレースで実際にスタートが早かった順番ではありません。
あくまで、出走表などに掲載される平均スタートタイミングをもとに、メンバー内で相対的に並べた順位です。
つまり、「このメンバーの中で、普段からスタートが早い傾向にある選手は、実際の着順でも有利なのか?」を見るための集計です。
全体結果:平均ST順位が良いほど、上位着が多い
まずは、全体集計です。
| 平均ST順位 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 30.37% | 50.32% | 66.75% |
| 2位 | 22.21% | 42.53% | 60.62% |
| 3位 | 17.18% | 35.65% | 53.59% |
| 4位 | 13.19% | 29.61% | 47.26% |
| 5位 | 10.07% | 24.36% | 40.78% |
| 6位 | 6.95% | 17.50% | 30.95% |
これは、かなり分かりやすい結果になりました。
平均ST1位の選手は、1着率が30.37%。一方、平均ST6位の選手は、1着率が6.95%です。
単純比較では、平均ST1位と6位の間に、4倍以上の差があります。
また、2連対率・3連対率を見ても、平均ST順位が良いほど高く、平均ST順位が悪いほど低くなっています。
少なくとも今回の集計では、平均STは「ただの飾り数字」ではなく、実際の着順とかなり関係している指標だと言えそうです。
平均ST1位はかなり強い
平均ST1位の結果を見ると、上位着への入りやすさが目立ちます。
| 平均ST1位の結果 | 割合 |
|---|---|
| 1着 | 30.37% |
| 2連対 | 50.32% |
| 3連対 | 66.75% |
平均ST1位の選手は、約3回に1回は1着。約2回に1回は2着以内。約3回に2回は3着以内に入っています。
これはかなり優秀です。
特に、舟券を考えるうえでは、「1着候補」「連対候補」「3着以内候補」のいずれの見方でも、平均ST上位は無視しにくい存在です。
ただし、平均ST1位でも勝つとは限らない
一方で、ここは冷静に見ておく必要があります。
平均ST1位の1着率は、30.37%です。
高い数字ではありますが、裏を返せば、約7割は1着ではないということです。
つまり、平均ST1位だからといって、単純に頭固定で買えるわけではありません。
スタートが早い傾向にある選手は有利。しかし、レース結果はスタートだけで決まるわけではありません。
- コース
- モーター
- 展示気配
- 選手の級別
- 当日の水面状況
- 人気やオッズ
- 展開の噛み合い
こうした要素も絡むため、平均STだけで買い目を決めるのは、かなり乱暴です。
平均ST6位はかなり苦しい
反対に、平均ST6位の結果も見てみます。
| 平均ST6位の結果 | 割合 |
|---|---|
| 1着 | 6.95% |
| 2連対 | 17.50% |
| 3連対 | 30.95% |
平均ST6位の選手は、1着率が6.95%。2連対率も17.50%にとどまっています。
もちろん、平均ST6位でも勝つことはあります。
しかし全体傾向としては、上位着に入るにはかなり苦しい数字です。
特に、平均ST上位と比較すると差は明確です。
平均ST1位の3連対率は66.75%。平均ST6位の3連対率は30.95%。
舟券圏内に残る確率で見ても、かなり大きな差があります。
月別に見ても傾向は安定している
今回の集計では、月別の結果も確認しました。
平均ST1位の1着率を月別に見ると、以下の通りです。
| 対象月 | 平均ST1位の1着率 |
|---|---|
| 2026年1月 | 30.47% |
| 2026年2月 | 27.69% |
| 2026年3月 | 31.89% |
| 2026年4月 | 30.76% |
| 2026年5月 | 30.79% |
2月はやや低めですが、それでも大きく崩れているわけではありません。
1月・3月・4月・5月は、おおむね30%前後で安定しています。
このことからも、平均ST順位と着順の関係は、特定の月だけに偏った偶然とは言いにくそうです。
平均STは舟券判断に使えるのか?
では、平均STは舟券判断に使えるのでしょうか。
今回の結果を見る限り、答えは、使える。ただし単独では弱いです。
平均ST順位は、上位着との関係がかなり分かりやすく出ています。
そのため、以下のような使い方は十分に考えられます。
- 主軸候補を補強する材料として使う
- スタート勝負になりそうなレースで注目する
- 平均ST下位の選手を少し割り引いて見る
- 1着候補・2着候補・3着候補の整理に使う
一方で、平均STだけを見て買い目を決めるのは危険です。
平均ST1位でも、1着率は約30%。平均ST6位でも、勝つときは勝ちます。
つまり、平均STは「決定打」ではなく、「補助材料」として見るのが自然です。
今回のまとめ
今回の集計では、平均スタートタイミング順位と実際の着順には、かなり素直な関係が見られました。
今回分かったこと
- 平均ST順位が良いほど、1着率・2連対率・3連対率は高い
- 平均ST1位は、1着率30.37%、3連対率66.75%
- 平均ST6位は、1着率6.95%、3連対率30.95%
- 月別に見ても、平均ST1位の優位性は比較的安定している
- ただし、平均ST1位でも約7割は1着ではない
平均STは、ボートレースの予想材料として、かなり分かりやすい指標です。
ただし、これだけで勝てるほど単純ではありません。
スタートが早い選手は有利。
しかし、レースはスタートだけで決まるわけではない。
今回の結果は、その両方を示しているように感じます。
集計結果ファイルについて
今回の集計に使用したExcelファイルは、以下から確認できます。
平均ST順位ごとの着順分布や、月別の集計結果を確認したい方は、必要に応じてダウンロードしてご覧ください。
なお、今回の集計結果は過去データに基づくものであり、将来のレース結果や収益を保証するものではありません。

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