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【ボート君の研究】
全国勝率・当地勝率は、実際の着順にどれくらい関係するのか?

目次

全国勝率・当地勝率は、実際の着順にどれくらい関係するのか?

ボートレースの出走表を見ると、多くの場合、選手ごとに「全国勝率」や「当地勝率」が掲載されています。

全国勝率は、一定期間における選手の総合的な成績。
当地勝率は、そのレース場に限った成績です。

どちらも、いかにも舟券検討に使えそうな指標です。

ただ、実際のところ、これらの勝率順位は着順にどれくらい関係しているのでしょうか。

今回は、2026年1月から2026年5月までのデータをもとに、各レースの出走選手を「全国勝率順」「当地勝率順」に並べ、その順位ごとに実際の着順を集計してみました。

本記事では、各レースの出走選手6名を勝率順に並べ、勝率1位の選手が何着になったか、勝率2位の選手が何着になったかという形で集計しています。

全国勝率順の着順分布

まずは、全国勝率順です。

結果はかなり素直でした。

全国勝率順位 1着率 2連対率 3連対率 6着率 平均着順
1位 33.19% 55.70% 73.13% 5.30% 2.52着
2位 23.32% 44.63% 63.88% 7.55% 2.89着
3位 16.50% 35.27% 54.72% 10.64% 3.25着
4位 12.49% 28.66% 46.79% 14.08% 3.53着
5位 9.03% 21.73% 36.84% 19.70% 3.88着
6位 5.45% 13.96% 24.58% 35.69% 4.43着

全国勝率1位の選手は、1着率が33.19%。
3連対率では73.13%となっており、かなり高い数字です。

一方、全国勝率6位の選手は、1着率が5.45%。
3連対率も24.58%まで下がります。

さらに、6着率を見ると差はもっと分かりやすくなります。

全国勝率1位の6着率は、わずか5.30%。
全国勝率6位の6着率は、35.69%。

つまり、全国勝率1位の選手は「勝ちやすい」だけではなく、大きく崩れにくい傾向も見えます。

全国勝率1位は、かなり信頼できる指標に見える

全国勝率順のデータは、順位が下がるにつれて1着率・2連対率・3連対率がきれいに下がっています。

逆に、平均着順や6着率は順位が下がるにつれて悪化しています。

この形を見る限り、全国勝率はかなり素直に実力差を表している指標だと考えてよさそうです。

もちろん、全国勝率1位だから必ず勝つわけではありません。

しかし、少なくとも今回の集計では、全国勝率上位の選手ほど、実際の着順も上位に入りやすい傾向がはっきり出ています。

当地勝率順の着順分布

次に、当地勝率順です。

当地勝率は、そのレース場での成績を表すため、「その水面が得意な選手」を探す指標として使われることがあります。

では、実際の着順にはどの程度反映されているのでしょうか。

当地勝率順位 1着率 2連対率 3連対率 6着率 平均着順
1位 29.10% 50.68% 68.67% 6.75% 2.70着
2位 22.29% 42.46% 61.28% 9.02% 2.99着
3位 16.23% 34.50% 52.78% 12.48% 3.31着
4位 12.91% 28.38% 44.88% 15.93% 3.59着
5位 10.86% 24.30% 39.37% 20.25% 3.80着
6位 8.58% 19.64% 32.96% 28.53% 4.10着

当地勝率順でも、傾向はかなり出ています。

当地勝率1位の選手は、1着率29.10%、3連対率68.67%。
当地勝率6位の選手は、1着率8.58%、3連対率32.96%です。

こちらも、順位が高いほど着順が良くなりやすい傾向があります。

ただし、全国勝率順と比べると、少しだけ傾向は緩やかに見えます。

全国勝率と当地勝率を比べてみる

全国勝率1位と当地勝率1位を比べると、次のようになります。

指標 1着率 2連対率 3連対率 6着率 平均着順
全国勝率1位 33.19% 55.70% 73.13% 5.30% 2.52着
当地勝率1位 29.10% 50.68% 68.67% 6.75% 2.70着

今回の集計では、全国勝率1位の方が、1着率・2連対率・3連対率のいずれも高くなりました。

この結果だけを見ると、当地勝率よりも、まず全国勝率の方が実際の着順に素直に反映されているように見えます。

当地勝率は、そのレース場との相性を示す指標として参考になります。

ただし、「当地勝率が高いから特別に強い」と考えすぎるのは、少し危険かもしれません。

今回の集計では、当地勝率にも明確な傾向はありました。
ただ、全国勝率の方が、より素直に着順へ反映されている印象です。

当地巧者より、まず地力?

ボートレースでは、レース場ごとの水面特徴や、選手ごとの得手不得手が語られることがあります。

そのため、当地勝率という指標には、どうしても魅力があります。

「この選手はこの場が得意なのではないか」
「当地勝率が高いなら狙えるのではないか」

そう考えたくなる場面は多いと思います。

しかし、今回の集計を見る限り、まず強く出ているのは全国勝率です。

全国勝率は、どの場でも一定以上の成績を残しているかどうかを見る指標です。

つまり、かなり素直に「選手の地力」を表している可能性があります。

当地勝率は参考になる。
ただし、まず見るべきは全国勝率。
今回の集計では、そう言いたくなる結果でした。

ただし、勝率だけで舟券が取れるわけではない

ここで注意したいのは、全国勝率や当地勝率が有効そうに見えることと、それだけで舟券が取れることは別問題だという点です。

全国勝率1位の1着率は33.19%。
これは高い数字ですが、裏を返せば、全国勝率1位でも1着にならないケースの方が多いということでもあります。

また、ボートレースでは枠番、モーター、展示気配、進入、天候、スタート、オッズなど、他にも多くの要素があります。

勝率は重要な材料ですが、単独で判断できるほど単純なものではありません。

今回の結果は、あくまで「勝率順位と着順の関係」を見たものです。

舟券の回収率や買い方そのものを示すものではありません。

まとめ

今回は、2026年1月から2026年5月までのデータをもとに、全国勝率順・当地勝率順と実際の着順の関係を集計しました。

結果として、全国勝率順も当地勝率順も、着順との関係はかなり見えました。

特に全国勝率順は、順位が高いほど1着率・2連対率・3連対率が高く、平均着順も良いという、かなり素直な結果になりました。

当地勝率順も有効な指標に見えますが、今回の集計では、全国勝率の方がやや強く着順に反映されている印象です。

今回の結論としては、
「当地巧者も気になるが、まずは全国勝率で地力を見る」
という見方が、かなり自然かもしれません。

もちろん、勝率はあくまで出走表に載っている情報のひとつです。

ただ、今回の集計を見る限り、全国勝率・当地勝率は、少なくとも無視するにはもったいない指標だと感じました。

集計元データについて

今回の記事で使用した集計データは、Excelファイルとして公開しています。

公開ファイル

  • 全国勝率順位統計
  • 当地勝率順位統計

必要に応じて、下記よりダウンロードしてご確認ください。

ファイル名 内容 ダウンロード
boatkun_national_win_rate_rank_202601_202605.xlsx 全国勝率順位ごとの着順統計 ダウンロード
boatkun_local_win_rate_rank_202601_202605.xlsx 当地勝率順位ごとの着順統計 ダウンロード

WordPressのメディアにExcelファイルをアップロードした後、上記リンク先を実際のメディアURLに差し替えてください。

とことんボート君との関係について

なお、本記事の集計は、開発環境で保持している研究用データと、研究用の集計処理を用いて作成しています。

リリース版「とことんボート君」は、主にユーザー自身のスクリプトや条件設定の検証を目的としたツールです。
本記事と同一の集計機能を標準機能として提供しているものではありませんが、出力された検証結果をもとに、追加の集計・分析を行うことは可能です。

本記事は、あくまで開発側で行っている研究・検証の一例としてご覧ください。

こうした研究を通じて、舟券の傾向や検証の考え方を、少しずつ見える形にしていければと思います。

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