展示タイム順位は、実際の着順にどれくらい関係するのか?
今回は、レース前に公開される情報のひとつである展示タイム順位に注目し、
展示タイムの順位と、実際の着順との関係を集計してみました。
競艇では、展示航走のタイムが事前情報として公開されます。
展示タイムが速い艇は、実際のレースでも上位に来やすいのか。
それとも、展示タイムはあくまで参考程度なのか。
今回は、2026年1月〜5月のデータをもとに、
展示タイム順位ごとの実際の着順割合を確認しました。
- 展示タイム順位ごとに、実際の着順を集計
- 1着〜6着の生起割合と生起回数を確認
- 展示タイム順位が、どの程度着順に表れるかを検証
集計結果
まずは、2026年1月〜5月の全体集計を見てみます。
| 展示タイム順位 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 | 5着 | 6着 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 29.16% | 18.46% | 14.91% | 13.06% | 11.79% | 10.20% |
| 2位 | 21.47% | 19.25% | 16.94% | 15.08% | 13.84% | 12.13% |
| 3位 | 17.06% | 17.88% | 17.73% | 16.40% | 15.68% | 13.99% |
| 4位 | 13.93% | 16.37% | 17.36% | 17.57% | 17.53% | 15.94% |
| 5位 | 10.33% | 15.12% | 17.22% | 18.79% | 19.11% | 18.16% |
| 6位 | 8.02% | 12.91% | 15.82% | 18.83% | 20.74% | 22.54% |
前提として、展示タイム順位だけで着順が決まるわけではありません。
ただ、全体の数字を見ると、展示タイム順位と実際の着順には、一定の関係があるように見えます。
展示タイム1位は、やはり1着率が高い
まず目立つのは、展示タイム1位の1着率が29.16%という点です。
6艇立てのレースで、単純に均等であれば1着率はおよそ16.7%です。
それに対して、展示タイム1位の艇は29.16%の割合で1着になっています。
- 1着率:29.16%
- 2着率:18.46%
- 3着率:14.91%
- 1着または2着:47.62%
これは、展示タイム1位が無視できない情報であることを示しています。
ただし、以前の人気順位やオッズ系の集計と同じく、
ここで重要なのは「当たりやすい」と「儲かる」は別問題という点です。
展示タイム1位は確かに1着率が高いものの、
それだけを見て単純に買い続ければよい、という話ではありません。
展示タイム6位は、下位着順になりやすい
反対に、展示タイム6位の艇を見ると、1着率は8.02%にとどまっています。
また、6着率は22.54%で、展示タイム順位の中では最も高くなっています。
- 1着率:8.02%
- 2着率:12.91%
- 5着率:20.74%
- 6着率:22.54%
展示タイム6位でも1着になるケースはあります。
しかし、全体傾向としては、上位着順よりも下位着順に寄りやすい結果となりました。
つまり、展示タイムが悪い艇を上位候補として見る場合には、
枠番、モーター、選手力、進入、展開など、
展示タイム以外の材料をあわせて確認する必要がありそうです。
展示タイム順位は、なだらかに着順へ表れている
今回の集計で面白いのは、展示タイム順位が下がるにつれて、
1着率もなだらかに下がっている点です。
| 展示タイム順位 | 1着率 |
|---|---|
| 1位 | 29.16% |
| 2位 | 21.47% |
| 3位 | 17.06% |
| 4位 | 13.93% |
| 5位 | 10.33% |
| 6位 | 8.02% |
これはかなり素直な並びです。
展示タイム1位が最も1着率が高く、展示タイム6位が最も低い。
その間も、おおむね順位に沿って1着率が下がっています。
つまり、展示タイム順位は「完全に結果を決める情報」ではありませんが、
着順傾向にじわっと効いている情報と見ることはできそうです。
ただし、展示タイムだけで舟券は決まらない
ここで注意したいのは、
展示タイム順位だけで舟券を決めるのは危険という点です。
展示タイム1位の1着率は29.16%あります。
しかし、逆に言えば、展示タイム1位でも1着にならないケースの方が多いということでもあります。
また、展示タイム6位でも、1着率は8.02%あります。
最下位評価だからといって、完全に消せるわけでもありません。
競艇では、展示タイム以外にも、枠番、モーター、選手、スタート、進入、天候、水面、人気、オッズなど、
多くの要素が結果に関わります。
展示タイム順位は、実際の着順と一定の関係がある。
ただし、それ単体で舟券を決められるほど強い指標ではない。
集計元データについて
今回の記事で使用した集計データは、Excelファイルとして公開しています。
展示タイム順位ごとに、実際の1着〜6着への入り方を集計したデータです。
- 展示タイム順位別の着順割合
- 展示タイム順位別の着順生起回数
- 2026年1月〜5月の月別集計
- 2026年1月〜5月の全体集計
なお、本集計は過去データをもとにした検証結果であり、
将来のレース結果や舟券の的中、回収率を保証するものではありません。
今回のまとめ
今回は、展示タイム順位と実際の着順の関係を集計しました。
結果として、展示タイム1位は1着率が最も高く、
展示タイム6位は1着率が最も低いという、分かりやすい傾向が確認できました。
また、展示タイム順位が下がるにつれて1着率も下がっており、
展示タイム順位は実際の着順に対して一定の関係を持っているように見えます。
ただし、展示タイム1位でも必ず勝つわけではなく、
展示タイム6位でも上位に来るケースはあります。
展示タイムは、舟券検討において無視できない情報です。
しかし、それだけで完結するものではなく、
他の情報と組み合わせて使うことで、より意味のある判断材料になりそうです。
本集計は、過去データをもとにした検証結果です。
将来のレース結果や舟券の的中、回収率を保証するものではありません。
また、欠場・失格・転覆・不完走など、通常の1着〜6着に含まれない結果がある場合、
各着順割合の合計が100%にならない場合があります。

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